今回はPILOTから発売されているDr.Grip ACE(ドクターグリップエース)のレビュー記事となります。
忙しい人向け 二言でわかる解説
グリップも人間工学に基づいていて持ちやすい。
学習効率を上げられるシャープペンです。
ドクターグリップエースとは
ドクターグリップエースは、PILOTから発売されているペンブランド「ドクターグリップ」シリーズの一つでシャープペンタイプのドクターグリップのハイグレードモデルとなっています。ドクターグリップの特徴であるフレフレ機構はもちろんのこと、芯が出るペン先にも芯が折れない工夫が施されています。
ドクターグリップエースの詳細なデータ
長さ:14.6cm(軸径1.38cm)
重量:
サイズ:0.5mm芯/0.3mm芯
カラー:
0.5mmタイプ
■ブラック
■グラデーションネイビー
■グラデーションターコイズブルー
■グラデーションレッド
■グラデーションソフトピンク
□ホワイト
0.3mmタイプ
■ピンク
■ソフトピンク
■ソフトブルー
本体価格:800円+税
推奨替え芯:ネオックス・グラファイト(0.5mm/0.3mm)
替え芯濃さ:4H/3H/2H/HF/HB/B/2B/3B/4B
替え芯価格:200円+税
ドクターグリップエースの公式HP:https://www.pilot.co.jp/promotion/special_sites/drgrip_ace/
PILOTの公式HP:https://www.pilot.co.jp
使用感
ノック感
ノック時には「カチッ」とこもった音が鳴ります。低めの音で安っぽい感じの音ではないです。ノックに力は要らず、楽に押すことができます。ドクターグリップエースの公式HPでは芯が折れるのを防止するために2ノック以下が推奨されています。
※上記画像の白のシールは簡単に綺麗に剥がすことができます。
グリップ感
グリップ部分は柔らかいグリップではなく、やや硬めのシリコーンラバーグリップが採用されています。人間工学に基づいた長時間使用しても疲れにくいグリップとなっています。このシリコーンラバーグリップは滑りにくく指先にフィットするような形でペンを握ることができます。腕だけでなく、肩の負担まで考えられた「無理なく握れる太さ」のグリップとなっています。
実際に使ってみた感じ、非常に握りやすく滑ることもなく、次の文字へと軽快に動かすことができます。軽快に動かすことができるのですが、それでいて中心の芯はしっかりと重みがあるというか、なかなかお伝えするのが難しい部分ではあるのですが、結論だけ言うと使いやすいです。ドクターグリップのシャープペンの直径の太さで敬遠している方は、一度使ってみると印象がガラっと変わるかと思います。使用してみると本体の太さなど気にならず、細身のシャープペンと遜色ない、もしくはそれ以上の書きやすさを覚えると思います。
芯の折れにくさ
アクティブサスペンションが採用されていて芯が折れません。使用し始めて結構経ちましたが、驚くことにまだ一度も折れていません。アクティブサスペンションは簡単にいうと、筆圧の強い方が本体に力をググっと込めた際に、ペン先のシャー芯に負荷がかかるのではなく、ペン先の手前に設けられているサスペンションがバネのように押されてペン先自体に負荷がかかり引っ込むシステムです。負荷のかかったペン先が引っ込むだけですので、シャー芯が折れないというわけです。あまり目立たない部分ですが、芯が折れないことで学習の速度が上がったり、不要なストレスや妨げを排除することができてドクターグリップエースの印象自体を高めるのに貢献しているように感じました。しかし、このサスペンションも100%折れないわけではなく、ペン先のシャー芯を長く出して使用していると折れやすくなるようです。
フレフレ機構
シャープペンを振ると「カタッ」という音が鳴り、ノック部分を押さなくてもシャー芯が出てきます。これがすごく便利で、私がドクターグリップシリーズが好きな理由の大きな一つです。私が小学校時代に最も長く使ったシャープペンがドクターグリップでした。普通のシャープペンもノック部分を押してグリップ部分を持つ動作に切り替えるのは片手だけで完結しますよね。ドクターグリップ等のフリシャー(振ることで芯が出るシャープペン)の良いところは、その切り替えが不要なため、いきなりグリップ部分を持って振るだけで使用可能な状態に持っていける点です。一手間が省略されるだけですが、その違いだけで使いやすさが段違いに上がるので、文具って不思議です。