今回はKOKUYOから発売されているGLOO(グルー)テープのりのレビュー記事となります。
GLOOとは
GLOOはKOKUYOから発売されている「貼るシリーズ」です。
「貼る」に関わる文具、テープのり、のり、テープカッター、瞬間接着剤の4つの製品種類があります。それらを総称してGLOOとされています。
今回レビューするのは、GLOOシリーズのテープのり【貼り直しできる】Sサイズとなります。
その特徴はコンパクトさとデザインの良さ、それにテープのり部分が完全密閉することにより、使用していない時にホコリやゴミが付着するのを防止することができる点、また、キャップが不要なので紛失が起きない点です。持ち方が2種類存在するので、自分に合った持ち方を選ぶことができます。
GLOOの詳細なデータ
縦の長さ:
5.7cm(Sサイズ)
7.9cm(Mサイズ)
横の長さ:
3.6cm(Sサイズ)
4.9cm(Mサイズ)
幅:
2.3cm(Sサイズ)
2.4cm(Mサイズ)
種類:
【しっかり貼る】
【貼ってはがせる】
【貼り直しできる】
サイズ:S、M
内容量:
Sサイズ 幅7mm×8m
Mサイズ 幅8.4mm×14m
本体価格:
Sサイズ310円+税
Mサイズ420円+税
詰め替え用テープ価格:
Sサイズ:220円+税
Mサイズ:310円+税
GLOOの公式HP:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/gloo/
KOKUYOの公式HP:https://www.kokuyo-st.co.jp
デザインオフィスnendoの公式HP:http://www.nendo.jp
使用感
接着力
テープのりを塗った(引いた)部分はすごく薄い水色のドット状で表されるので、見やすいです。接着力は塗った直後はあまり強くないです。「貼り直しができる」シリーズ本体の外装に小さく1分間貼り直しができる(※時間は目安です)と表記されていましたが、私が使用した感じだと、1分以上(3分で試しました)経ってからでも貼り直しは簡単にできました。10分経過すると、先ほどよりもしっかりと接着されていました。ですが、まだ貼り直そうと思えばはがせるような状態でした。詰め替え用テープの商品説明だと【貼り直しできる】タイプのみ、「6時間後に強接着」と書かれており、結構な時間経過後に強接着となる仕様となっているようです。
フィット感
画期的なことに、二通りの持ち方から選ぶことができます。
1つは横向きにして人差し指で上から押さえつけるようにテープのりを塗るタイプです。
このタイプで使うには、本体を回して中からテープ先端を取り出し、先端に印字されている▲を、本体の△1に持ってきて合わせます。「カチッ」と言えば完成です。私も普段こちらの持ち方です。取り出す際は、溝がありそこに指をかけることで、本体が回ります。▲を△1まで持っていくのに片手だと最後の方がひっかかって進みにくいので両手でする必要がある点が少し残念でした(カチッと音を鳴らせる段階で左手がないとやりにくいです)。回し終えて本体を持ってみると、丸みのある本体が人差し指にフィットして、持ちやすいです。人差し指の関節が掛かる部分が1つ凹んでいるだけで滑り止め等もないのですが、自然な感じで持つことができて落としたりもしません。
もう1つは縦にして、のり本体の全体を覆うようにして持ちテープのりを塗るタイプです。
このタイプで使うためには、上記方法で△1まで持ってきた後、本体の下にあるスイッチを押して、テープ先端の▲を△1の奥にある△2まで持っていき、「カチッ」とはめて固定します。これもまた両手で行う必要があります。私は本来この持ち方をしないため、違和感がありましたが、丸みのある角が親指と人差し指にかかり、安定した状態でテープのりを塗ることができました。
デザイン
GLOOは2019年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
デザインオフィスnendoがGLOOのデザイナーを務めており、GLOOシリーズを通して白ベースのデザインとなっています。
今回はSサイズを購入しましたが、コンパクトでありながら安っぽさがない上品なデザインです。派手な色を避け、白を基調とした上で、透明じゃない濁ったクリアカラー、テープを出す先端に若干の水色といった誰でも使いやすい色合いとなっています。そのため、学生を始めビジネスマンや日常使い、多くの人が使いたくなるようなデザインだと思います。
オススメ度
デザインの良さが使っていて気持ち良いですが、片手だけで「カチッ」と回せない点と持つタイプが2種類用意されているのに、2つ目のタイプが1つ目をした後に追加動作で行わないといけない点から、このオススメ度となりました。