今回はKUTSUWA(クツワ)から発売されているHiLineシリーズの折りたたみ式アルミ定規のレビュー記事となります。
忙しい人向け 二言でわかる解説
かっこいいアルミ素材のメタリックボディ。
開閉ギミックは滑って開けにくい。
HiLine折りたたみ式アルミ定規とは
ハイライン折りたたみ式アルミ定規は、クツワ株式会社から発売されている定規で、定規の機能を有し、かつ、紙を簡単にまっすぐ切ることができる製品です。通常時は15cmメモリですが、折りたたみを開くと30cmメモリの長さで使用することができます。
HiLineアルミ定規の詳細なデータ
横:16cm(開いた時は30cm)
縦:3cm(開いた時は2.5cm)
厚み:0.5cm
重さ:38g
カラー:
■ブラック
■ピンク
■ブルー
本体価格:700円+税
折りたたみ式アルミ定規の公式HP:http://www.kutsuwa.co.jp/items/xs31bl/
クツワの公式HP:http://www.kutsuwa.co.jp
使用感
定規の機能面
定規の0cm位置が定規の左端から始まっており、空白がありません。ハイラインアルミ定規との比較ですと、アルミ定規は15cmの横にメモリのない1cmの遊び部分がありましたが、折りたたみ式アルミ定規は15cm地点が定規の右端となっていて遊び部分が全くない形になっています。
他には、アルミ定規が平面側にメモリがあったのに対して、折りたたみ式アルミ定規は斜面側にメモリがあります。そのため、同一製品の延長モデルとは言い切れず、使用感も変わってきます。
アルミ定規のメモリが書かれている側の反対側は5,10,15cmの三点しか矢印がなかったですが、折りたたみ式アルミ定規は1cmごとに線があるため見やすいです。ミリメートル単位を計りたい時は反対側では無理ですので、メモリ側で計りましょう。
次に、折りたたみ式特有の折りたたみを開くギミックですが、若干使いにくいです。ロックを外すために青いプラスチック部分を上に持ち上げる必要があるのですが、本体を持つ時にアルミ素材で滑りやすいのです。また、そのプラスチック部分がせっかく高級感が出ているアルミのメタリックカラーデザインを邪魔します。接合部のプラスチック部分が壊れると、必然的に折りたたみ式アルミ定規は2枚の15cm定規となってしまうため、慎重に開く必要があります。これらのプラスチック部分もアルミ素材だと多少開きにくくても、ありがたかったのですが少し残念です。
折りたたみを開いた定規部分は青のメタリックブルーで綺麗です。0度から180度まで30度単位で開閉することができ、部分的ではありますが、使いやすくなっています。伸ばすと、メモリのある斜面側の反対側は線も書かれていないため長さの計測には使えません。斜面側の反対側は折りたたみギミック部分で段差があるため直線を書くのにも不向きです。長い直線を綺麗に書きたい時は斜面上のメモリの書いてある側を使用しましょう。そちら側は線を綺麗に書くことができるため問題ありません。
カッティングの機能面
カッティングも依然として、安全で綺麗にカットできます。ハサミやカッターでの切れ味と比較すると勝てませんが、素手で綺麗に切るよりは綺麗な断面で切ることができます。
カッティングガイドとして、定規本体に「切り始め地点」と「力を入れる角度」が記入されています。本体の2cm地点にカッティングガイドが設けられており、開いた状態ですと30cm地点まで28cm分カットすることができます。折りたたみギミック部分も線が歪むことなくカットできるため、15cmハイラインアルミ定規の欠点だった長さ不足が解消されていてとても使い勝手が良いです。