今回は長谷川刃物から発売されている蒼山日菜監修 切り絵はさみのレビュー記事となります。
忙しい人向け 二言でわかる解説
細かい箇所が切りやすい!
お値段は高め。
蒼山日菜監修 切り絵はさみとは
蒼山日菜監修 切り絵はさみは、有名な切り絵作家の蒼山日菜さんが監修に携わって調整が施された小型のはさみをいいます。
長谷川刃物株式会社のブランド「CANARY」から発売されています。
長谷川刃物株式会社は1933年に創立された老舗の刃物メーカーです。
用途は主に切り絵用なのですが、日常での使用も問題ありません。
蒼山日菜監修 切り絵はさみの詳細なデータ
全長:10.5cm
刃渡り:1.8cm
重さ:13g
色:■黒
価格:2000円+税
蒼山日菜監修 切り絵はさみの公式HP:http://www.hasegawacutlery.com/canary/1310/
長谷川刃物の公式HP:http://www.hasegawacutlery.com
蒼山日菜さんのブログ:https://ameblo.jp/hinaaoyama/
使用感
フィット感
このハサミすごく握りやすいんです。持ち手の部分の丸みが手にしっかり馴染んで違和感がありません。
特に使いやすさに直結しているのがハサミを握った際の人差し指を置く位置です。
この部分の丸みが丁寧に考えられていて、「持ちやすい」「切りやすい」を実現しています。
小型のハサミは持ち運び等に重点を置いて小さく設計することを目標として製品開発しています。
そのため、削れる部分は削って軽量化や小型化を図るのですが、この切り絵はさみは本体を削りすぎずに持ちやすさにも重点を残した設計だと感じました。このハサミを使用した後に他のハサミを持つと違和感が出るほどです。
デザイン
切り絵を切る際に、刃が太いと細かな部分を切れません。そのため、刃が薄くなっています。
刃の薄さと比べると、持ち手の部分はかなり太く設計されているように見えます。
しかし、握ってみると全然そんなことはなく太いとは思いません。
さらに、上記で説明した通り持ちやすい設計となっています。
この製品は安価版も発売されています。
こちらは同じように見えますが、蒼山日菜さんによるハサミの刃の角度調整等の監修が行われていないものとなります。
刃の根本部分に「Hina」と彫られているのが蒼山日菜さん監修のハサミとなっています。
切れ味
切り絵はとても細かい作業になりますので、切ったつもりが切れていなかったでは話になりません。
いうまでもなく、切れ味は抜群です。小回りがきくため、流れるように切ることができます。
切れ味は刃全体で鈍い箇所はなく、どこで切ってもよく切れます。
ハサミを閉じて切る際に最後の瞬間だけハサミの上刃と下刃が触れるように設計されており、プツンという歯切りの良い音が鳴ります。下記画像の状態から閉じると音のなる部分です。