今回は、SONiCから発売されている「くるんパス スティック」のレビュー記事となります。
忙しい人向け 二言でわかる解説
デザインも落ち着いていて○
くるんパススティックとは
くるんパススティックは、キャップ付きのシャープペン付属コンパスです。
その特徴は、取り外したキャップを持ち手に付けて回すと円が綺麗にかけるというものです。
他には、針をコンパス内部に収納することができ、普通のシャープペンとして使用することもできます。
くるんパスステイックの詳細なデータ
内容:①くるんパス本体②消しゴム付きシャー芯ケース(シャー芯5本入り)
全長:12.2cm
重さ:28g
色:
■ブルー
■シルバー
■ピンク
シャーペン部分の芯サイズ:0.5mm
価格:700円+税
使用感
持ち具合
キャップをつけての使用が前提となっているので、持ち手が1.4cmしかありません。
そのため、キャップをつけずに使用すると円は書けますが、持ちにくいです。
キャップをつけることで持ち手が3.4cmとなり、持ちやすい長さになります。
キャップをつける際、「カチッ」となるポイントまで差し込みます。
するとキャップは持ち手から外れなくなりますが、ピッタリ動かないように重なるわけではなく、キャップの浮いている感覚が生じます。振ってみると、キャップが動きカラカラと音を立てる状態です。この状態の持ち具合に関しては、使用する人の好みがわかれるかと思います。
私は今までガッチリとした持ち手のコンパスばかり使用してきているので、最初は戸惑いました。ですが、使用しているとすぐに慣れるかと思います。
針の刺さり具合・安全性
針の長さは4.5mmほどで、紙に対して簡単に刺さり抜けにくいです。
また、くるんパススティックは針の収納ができるのですが、その際のギミックが非常に良くできています。針をコンパスの内側へ完全に収納してしまうと、次に針を出す際に、爪でひっかけるなど苦労するのですが、くるんパススティックはコンパスを開くと針先が他パーツに引っかかり、少し出るようになっています。これにより針の出し入れがスムーズに行うことができ、良く設計されているなと感じました。子どもが使用する場合でも安全性は高く設計されていると思います。
針部分(白プラスチック)を下に引っ張って固定を外します。
次いで上に折り畳んで完成です。
上の閉じた状態から開くと、このように少し出ているのですごく便利です。
円の描きやすさ
最初はこんなにブカブカのキャップをつけた状態で綺麗な円なんてかけるのかと半信半疑でしたが、使ってみると驚くほど簡単に円が書けます。
軽い力で回すことができるため、針が抜けにくい点がこのコンパスの一番良い利点でした。
針が抜けにくいので、そのまま二週目を回しても円がブレずに濃くすることができます。
少し残念なのは、使用を終えた後にシャープペンの芯を収納するのに手間がかかり、気をつけないと針が手に当たることがあります。芯を出すためのパーツが引っかけ状になっているため、不安定で気をつけないと折れてしまいそうな上に、押しにくいです。この部分の色がクリアカラーなのも、せっかく他がメタル調や白地のプラスチックで大人びたデザインなのに若干チープさが混ざってしまい、中途半端に感じてしまいました。
この部分に不満を持った私はシャープペンの芯を出しっぱなしの状態で使用することで使いやすさを改善しました。キャップの空き部分がかなり長く確保されているので、使用を終えたら芯を引っ込めずにキャップをそのまま被せてしまうのです。芯を出しっぱなしにする気持ち悪さは少し残りますが、使いたい時にサッと使えて便利になりました。
針、持ち手、書きやすさが十分なだけにこのシャープペン部分の失点は残念です。針の出し入れのギミックも非常に満足のいくものであるだけに、シャープペンとしての使いにくさがそこに存在していては、針を収納してシャープペンとして使用しようとはなかなか思えません。ぜひシャープペン部分を改良した新製品を出してほしいものです。
オススメ度
上記の通り、シャープペンの芯を出す部分が少し残念だったため、このオススメ度となっています。