今回はあかしやから発売されている水彩毛筆【彩】SAIのレビュー記事となります。
忙しい人向け 二言でわかる解説
色重ねやグラデーションなど技法あり。
最初は描きたいものに合わせて買うと◎
水彩毛筆【彩】とは
水彩毛筆【彩】はあかしやから発売されている水性の筆ペンで、よくしなるペン先が特徴の中級者から上級者向けのものとなっています。彩は「さい」と読みます。カラーラインナップは全30色と豊富ですが、今回は5本入りの季節セットのレビューを行なっていきます。
水彩毛筆【彩】の詳細なデータ
サイズ(長さ):17cm
重さ:
インキ色:
セット「春」
■桃色
■茜色
■薄橙色
■黄土色
■緑青色
セット「夏」
■空色
■藍色
■若草色
■紺色
■茶色
セット「秋」
■朱色
■黄色
■群青色
■紫色
■焦茶色
セット「冬」
■紅色
■牡丹色
■松葉色
■銀鼠
■墨色
価格:1000円+税(1セット)
彩の公式HP:http://www.akashiya-fude.co.jp/item_category/sai/
あかしやの公式HP:http://www.akashiya-fude.co.jp
使用感
グリップ感
滑り止めは付いていません。ペン先に向かっていくにつれて本体が細くなっていき、持ちやすい形状になっています。本体自体に高級感があり、特に滑りやすいことはありません。
書き心地
これぞ筆ペンといった感じでペン先がしなります。柔らかい感触で慣れるまでは描きにくいかもしれませんが、慣れてくると濃淡を出すこともできて楽しくなります。上級者の使い方としてペン先に水をつけて他の色と混ぜ合わせ新しい色で描くこともできますが、慣れないうちはやめておく方が無難です。混色を扱うのは少し難しいですが、グラデーションは簡単です。色を塗った後に普通の筆に水をつけて上から塗るだけで薄めることができます。
今回は季節セット全部のレビューですので、購入順も紹介します。
まず最初にセット春を購入しましたが、赤系統の桃色と茜色、黄色系統の薄橙色と黄土色、寒色の緑青色といった風に、赤2黄2緑1のバランスで組まれています。そのため、花などの植物や明るい色を使ったものを書く際に重宝します。
セット春の使い勝手が良かったため、次いで残りの夏、秋、冬の3セットも購入しました。セット夏は青系統の空色、藍色、紺色と緑の若草色、赤の茶色といった青色中心の空、海、木などの自然な風景を描くのに適していると思います。
セット秋は赤、黄、青が一色ずつ(朱色、黄色、群青色)に加えて、紫や焦げ茶色がセットになっておりバランスが良くなっています。主に果物や紅葉といった緑や青主体だった色合いからカラフルな情景を描く際に便利だと思います。
セット冬は色合い的には一番大人しいセットですが、他のセットになかった墨色や銀鼠といった影やくすみを出すことができる色が入っています。他には赤系統の色が2色と多めに入っています。(紅色と牡丹色)彩りはあまりよくないですが、縁の下の力持ちのような色が多いです。
デザイン
インキ色に合わせてペン先のグリップ部分と本体の後ろが色付けされています。作業中もわかりやすく、簡単に他の色に持ち変えることができるデザインです。
オススメ度
筆ペンに慣れている人にはオススメ度5となっています。描いていて楽しいです。